いいアイデアが出るオフィス空間の創り方
会社を良くするためのいいアイデアを出したい。
しかし、会議をしても、若手に意見を求めても
なかなか良いアイデアが出てこないということはないですか?
会社の業績を上げるためには、いいアイデアを出して会社をバージョンアップし続けなくていけません。
私たちはお客様とアイデアが出やすいオフィス創りをしてきた経験があります。
試行錯誤を繰り返す中で、いいアイデアが出やすいオフィス空間を創るためには
2つのポイントがあることが分かってきました。
ポイントをお伝えする前に、いいアイデアが出た時を振り返ってみてください。
良いアイデアをひらめく場所は会社ではなく、公園やカフェにいるときなど、
仕事中ではなくてプライベートの時間であることが多くはありませんか?
良いアイデアが出る時は脳が活性化している時です。
仕事中にアイデアが出にくい理由は毎日同じデスク、
同じ景色で仕事をしているため脳への刺激が少ないからです。
カフェや公園にはオフィスよりも新しい刺激が多いため
様々なアイデアが出てくるわけです。
また、リラックスしていることもアイデアを思いつく条件です。
お風呂に入っているときにアイデアが出やすいと言われるのもこのためです。
いいアイデアを発想するための2つのポイントは次のとおりです。
①普段と環境を変えて刺激を与える
②リラックスできる環境を構築する
仕事の内容や気分は日によって違います。
そこで、仕事の内容や気分に合わせて働くスペースを選べるようにすることで
脳に刺激を与え、リラックスできる環境を社員に提供することができます。
執務室の自席だけではなく、オフィス内に様々なスペースを構築しましょう。
具体的な事例をご紹介します。
1. 窓際のカウンター席
窓際のカウンター席で仕事をすると、現実的な執務空間とは見える景色がガラっと変わります。
リラックスできますし、外の景色が目に入るので脳に与える刺激が増えます。
高階層で景色のいいオフィスや、山や海が見えるオフィスはぜひ窓の景色をアイデア発想に活用しましょう。
「自社の窓からはいい景色は見えない」という場合は、庭を作る、水槽を置くなどの工夫をすることで同じ効果が得られます。
また、カウンター席に設置する椅子は統一をせずに様々なタイプの椅子をそろえることがおすすめです。
毎回、座る椅子を変えることによって気分を変える効果があります。
2. リラックスできるソファー席
リラックスして考え事をしたい時に有効なスペースをご紹介します。
写真は1人でゆったり座ることができるソファー席です。
ソファー席には執務スペースの椅子とは違う座り心地で社員をリラックスさせる効果があります。
リラックスした状態だと、右脳が活性化します。
ご存知のとおり右脳は創造を司る脳と言われています。
社員がリラックスできる環境を整えることで発想力を豊かにすることができます。
3. 立ち仕事スペース
写真は立って仕事をするスペースです。
長時間立って仕事をするのは疲れますが、
立ちながらの仕事や打ち合わせは脳に刺激を与え、活性化させる効果があります。
電話をする時に、わざわざ立って歩きながら通話する人がいます。
これは無意識に脳を活性化させようとしているのです。
4. 集中スペース
アイデアをひらめいてから集中して考え始めると、
次々と素晴らしいアイデアが沸いてくるものです。皆さんもご経験があるのではないかと思います。
こういった状態に入っているのに、同僚に話しかけられたり、電話が鳴ったりしてしまうと
せっかくのアイデアを引き出すチャンスが台無しになってしまいます。
沸きだしたアイデアを形にするためにも、オフィスに集中スペースは必須です。
写真のスペースはパーテーションで他のスペースから区切られています。
パーテーションを置き、隔離されたスペースを作ることで周囲の人も、
集中スペースで仕事を進めている人には大事な用事が無い限り声をかけなくなります。
また、集中スペースの人は基本的に電話を取らないというルールを社内で決めておきます。
もしくは集中スペースには電話を置かないようにすることでオフィス内に1人で集中できるスペースができあがります。
このように、オフィスに「気分転換するスペース」「リラックスするスペース」「頭を活性化させるスペース」「1人で集中できるスペース」を作り、
社員が仕事内容、気分に応じて適切なワークスペースを選択できるようにすることで、
リラックスして働き、脳にも刺激を与え、アイデアが出やすい環境を創ることができます。
最近のオフィスは1人当たり面積が増えている傾向があります。
これは執務室だけではなく、アイデアを発想するために社員が気分や仕事内容に合わせて
最適な場所で働けるように考えられたオフィスが増えているからです。
アイデアが出やすいオフィス環境創りはお任せください。