2025.11.07

オフィスレイアウト設計 オフィス設計・デザイン

働きやすい空間を実現するオフィスレイアウトを見直す5つのポイント

長年の場当たり的なレイアウト変更により、働きづらく非効率なオフィスになってしまっている場合があります。
社員の働き方や人数が変われば、最適なオフィスレイアウトも当然変化します。

そこで今回は、働きやすい空間を実現するオフィスレイアウトを見直す5つのポイントご紹介します。

① 必要スペースの再整理

まずは、オフィスに必要なスペースの種類・数・広さを洗い出します。
現状の踏襲ではなく、現在の働き方・社員数・業務内容に合っているかをゼロベースで見直しましょう。

＜例＞
執務室 / ミーティングスペース / セミナールーム / 休憩室 / 受付・エントランス /
社長室 / 面談室 / 資料室 / 待合室 / 応接室 / 食堂 / Web会議ブース など

近年では、Web会議用ブースや集中スペース、1on1面談室などを増設する企業が増えています。
不足している機能がないか、改めてチェックしてみましょう。

② ゾーニングを最適化する

必要なスペースを整理したら、次は大まかな配置計画＝ゾーニングを決めます。
下記の4つのゾーンに分類し、出入口から①→④の順でレイアウトするのが基本です。

1. 来客スペース（受付・待合）
2. 社員・来客が共用するスペース（会議室など）
3. 社員専用スペース（執務室・休憩室）
4. 限られた社員が使用するスペース（社長室など）

動線、セキュリティ、働きやすさを両立させる重要な工程です。
長年のレイアウト変更を繰り返してきた場合、このゾーニングが崩れてしまいがちなので見直しをおすすめします。

③ 適切な通路幅の確保

通路幅が狭いと、人との衝突やストレスの原因になります。
社員数増加に伴う座席追加で通路が圧迫されているケースも多く見られます。

通路幅は「デスクとデスク」「デスクと壁」「デスクと書庫」などの位置関係ごとに適正寸法があります。
もし不足している場合は、レイアウト改善・ペーパーレス化・不用品撤去・家具の小型化などで対応しましょう。

④ オフィス家具を最新化する

20年以上同じ家具を使っている企業も少なくありません。
しかし、時代と共にオフィス環境は大きく変化しています。

例えば…

• PCの小型化により、デスク奥行きは以前ほど不要
• ペーパーレス化により、大型書庫を使う機会が減少
• B4対応の家具は現在では使いにくい場合も

業務に合わない家具は、スペースを圧迫し生産性を下げます。
この機会に見直しを行い、現代的なオフィスへアップデートしましょう。

⑤ ワンフロア化も検討する

社員数が減ったにもかかわらず、以前のまま複数フロアを使用している例も見受けられます。
階が分かれると距離が生まれ、コミュニケーションが大幅に減少してしまいます。

ワンフロアに集約することで、業務効率化・情報共有の活性化など、さまざまな効果が期待できます。

まとめ

長年小手先のレイアウト変更を続けてきたオフィスこそ、根本から見直す価値があります。
働きやすく、生産性の高いオフィスづくりのために、ぜひご検討ください。オフィスレイアウトに関するご相談もお気軽にお問い合わせください。